最近、なぜか志村けんに惹かれて仕方がない。
子どもの頃からテレビで笑わせてもらってきた存在なのに、大人になった今、改めてその偉大さに気づかされている。
どうしてだろう。
多分、大人になればなるほど、人生は「面白いこと」よりも「苦労すること」や「不安なこと」が増えていく。そうすると、心から笑うことも、人を笑わせることも、どれだけ難しいかが身に沁みて分かってくるんだと思う。
そんな中で志村けんは、生涯をかけて人を笑わせるプロになった。
笑いという形で人の心を救い続けた人間。だからこそ、年齢を重ねた今になって、その凄さが骨身にしみる。
志村には、若い頃に付き人としてついてきたお笑い志望の人に対して、こんな言葉を投げかけたエピソードがあるらしい。
「どんなに大変でも、ここで努力できない奴は無理だ」
お笑いの夢を抱き、必死に業界へ飛び込んだものの、過酷な忙しさに心が折れそうになった弟子に向けて放った言葉だという。
その一言を知った時、舞台裏での志村けんの姿が、子供の頃に見ていた「ただ面白いおじさん」のイメージを一変させた。
そこには、血のにじむような努力と執念、そして笑いに人生を賭ける覚悟があったのだ。
そう思うと、「俺も頑張らないと」と自然に思わされる。
……とはいえ、正直なところ俺の裏側なんて、すっからかんの張りぼてみたいなものだ。
そんな張りぼての俺は、会社を辞めた今、平日の朝を少し遅く起きて迎えている。
副業の売り上げは相変わらず芳しくなく、スマホで数字を確認してはため息をつく。
けれども、ふと「このままじゃいけない」と思い立ち、こうしてブログに思いを連ねている。
ちなみに今日は、失業手当の初回講習会。
制度を受けるための説明や条件、あれやこれやを聞きに行く日だ。
正直ワクワクすることなんて一つもないけれど、ここで立ち止まるわけにはいかない。
志村が生涯をかけて「笑い」に挑んだように、俺も俺なりに「生きること」に挑まなきゃいけない。
張りぼてだろうと、今はまだ空っぽだろうと、少しでも前に進もうと思う。

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